付き合う男はダメ男ばかりだった私が変わることができた話
私は、付き合う男性が所謂「ダメ男」であることが多く、そのことにずっと悩まされていました。
暴力を振るわれたことや、過度な束縛などをされてしまうことが多かったです。
例えば、大学1回生のときに好きになった彼は、私にとても優しく授業のことなどを教えてくれました。ですが、付き合って2か月が過ぎた頃、他の男友達と話をしているところを見た彼が豹変し、「男の連絡先は全部消せ」と過度に束縛するようになりました。癇癪を起すことが多く、すぐに私を怒鳴りつけました。
3回生のときに付き合った同級生の男性も、初めはとても優しかったのですが、怒ると物を投げてくるような人でした。あまりにも何人も続くので、男性のことが信じられなくなったほどです。でも、ダメ男と別れたあとの傷心中の私に、「大丈夫？」と優しく声を掛けてくれる男性が現れると、いつも心が揺れました。「今回は大丈夫かもしれない」とすぐにその男性を信用してしまい、結局同じことを繰り返していました。この頃は、「自分に原因があるかもしれない」と思いながらも、酷いことをされたというショックの方が大きく、あまり深くは考えていませんでした。
『ダメ男』ばかり好きになってしまう…原因は何？
社会人になったあとも、あまり男運には恵まれず、似たような男性ばかりと付き合っていました。この頃には、流石に男性ばかりが悪いとは思えなくなっていました。「原因が私にあるとすれば、何が悪いのだろう」と思い、ある時期から自分自身を見つめる時間を作ることにしました。
思えば、私は恋人が途切れないことが多く、別れても1ヶ月程するとすぐに他の男性とお付き合いすることが殆どでした。「これが原因かもしれない」と思い、私は「半年間」と期間を定め、誰ともお付き合いしないことを決めました。恋人がいない期間は、初めはとても寂しく、すぐに誰かと付き合いたいと思いました。
しかし、このとき私は、恋愛に過度に依存していたことに気が付くことが出来ました。私は、自分の寂しさから手近な人をすぐに好きになっていました。
『恋人がいないと何もできない自分』からの脱却
「寂しさや依存心で恋愛をしても、結局は相手に利用されるか関係が破綻するだけだ」と気が付いた私は、自分自身をまず安定させることを目指しました。一人の人間として、まず自立しようと思い、仕事やプライベートを充実させました。寂しいなと思う日は、一人で喫茶店などに行くようにしました。何か熱中できるものが欲しくて、前から興味があった趣味の教室に通うようになりました。何もかも初めての体験で、不安もありましたが、やってみると意外にも平気でした。自分はずっと恋人がいないと何も出来ないと思っていましたが、そんなことはないのだと思えるようになりました。友人からも「前より明るくなった？」と言われることも増え、自分でもかなり成長したと思えるようになった頃、友人の紹介で知り合った男性からアプローチされました。
その男性は、今までの男性とは明らかに違い、私のことを人として尊重し、対等に話してくれていることが伝わってきました。今まで付き合ってきた男性は、私が寂しさから好きになっていたこともあり、何処か上から目線だったように思います。対等な関係を築いてくれるような人からアプローチされるということは、私はあの頃から成長出来たのだと思います。
『ダメ男』との恋愛で学んだこと
その男性とは3年以上付き合っていますが、かつてのダメ男のような人ではありません。あの時、自分自身を見つめる期間を少しでも作らなければ、まだあの負の連鎖の中にいたかもしれません。「恋人は自分自身の鏡」と言いますが、本当にそうだと思います。
恋人と別れた後は、少し自分だけの時間を作るようにすることは、とても重要だと思います。「寂しさや依存心で恋愛はするべきではないな」と思いました。
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